【新電力(PPS)】小売事業者登録申請、100者を突破-認知度向上へ解説も


経済産業省への小売電気事業者の登録申請数が10月末時点で111者となり、100者を超えた。経産省・資源エネルギー庁と電力取引監視等委員会が審査を進めており、111者のうち48者が既に事前登録を終えた。一方、電力小売り全面自由化に向けて経産省は社会的な認知度を高める取り組みを進めており、わかりやすい動画を作成、ホームページで配信するなどの取り組みも進めている。

 

111者は小売電気事業者の申請、加えて小売供給事業の2者の審査も進行している。エネ庁が必要な供給力を確保しているかを審査。電力監視委は需給管理を行う業務体制が整っているか、説明義務・書面交付義務が順守される体制となっているかなどを見ている。

 

これまで登録を認めない結果となった事業者はなく、申請書類のうち不明確な点がある場合は、書類の再提出といったやり取りを重ねながら、審査が進められている。エネ庁によると、申請から認可までの期間は、申請者の準備状況によって差が出ているという。

 

動画は「『電力自由化』のソモソモがダイタイわかる動画」と題し、経産省のホームページで公開した。60秒間で小売り全面自由化の基本的な概要を質疑応答形式で紹介している。